アクティブ・ラーニング、PBL、探究学習など、生徒が主体となる教育アプローチへの関心が高まっています。『ティール組織』でも、学校運営さえも生徒で行う事例が紹介されています。しかし、それらを単なる手法として消費するのではなく、私たち大人が本質的な意味で「教育」「子どもの成長」と向き合うにはどうすればよいのでしょうか。また、発達理論はこれからの教育にどんな視座をもたらすのでしょうか。長年にわたって現場で実践されてきた先駆者に語っていただきます。
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加藤博 きのくに子どもの村学園 南アルプス子どもの村中学校 校長 岐阜県出身。学校法人きのくに子どもの村学園に25年つとめる。 2018年春より南アルプス子どもの村中学校校長。大阪市立大学大学院修士課程修了。同学園を創始した堀の研究室でニイルの思想を学び、こどもの自主性を尊重した幼児教室や母親教室にたずさわる。 きのくに子どもの村小学校、中学校で15年勤務したのち、2009年南アルプス子どもの村の開校と同時に異動。副校長をつとめる。同校では「かとちゃん」とニックネームでよばれ、親しまれている。中学校ではプロジェクト「くらしの歴史館」の担任の大人。 サマーヒル ・スクールのこどもによる自治をモデルに、デューイの活動的仕事の要素を複合した考えを基本理念としている。「まずはこどもを幸せにしよう。すべてはそのあとにつづく(ニイル)」をモットーに、こどもの可能性を全面的に信頼し、「しからない教育」を実践する学校で、教員は、決してこどもを先導したりはせず、愛をあたえ、まかせて待つことを大切にしている。 |
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佐野和之 かえつ有明中学高等学校 教育統括部長 共感的コミュニケーションやU理論、マインドフルネスなどを教育に活かし、先進的に実践する先生 埼玉県私立高校での勤務を経て、2014年同校で「学ぶことの喜び」を追究する新クラスの立ち上げを牽引する改革の担い手として赴任。 現在は教育統括部長として、中学ではアクティブラーニングをベースに論理的思考力・表現力を育てる「サイエンス科」、高校では生徒が自分と向き合うマインドセットから知的欲求を喚起する「プロジェクト科」など、「新しい学び」を次々に展開する中心的な役割を果たす。 また共感的コミュニケーションやU理論、マインドフルネスなど多岐にわたる分野に関しても造詣が深く、さまざまな視点から教育のあり方を模索し、先進的に実践している。 「共感的コミュニケーション」や「チームビルディング」「パターンランゲ―ジ」などの講演・研修の依頼が全国の学校から寄せられている。 |
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後藤友洋(ごとう ともひろ) 長野県出身。法政大学キャリアデザイン学部卒。 大学卒業後、インテグラル・ジャパンにて人間の統合的な成長・発達に関する研究と実践を行う。また、国語専門塾に勤務し小1から高3まで幅広い年齢の生徒を対象に作文指導・読書指導を担当。子どもの発達と言語の関係に着目した教育を実践する。現在は新しい時代の教育へのシフトを志向する中学校・高校と連携し、学習支援プログラムを企画・運営する仕事に従事している。 教育の領域で一貫して追求しているのは、組織や個人の量的な成長を超えて、質的な成長を支援すること。一人ひとりが内からの純粋な欲求によって生きることのできる社会の実現を目指している。 |